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産学連携について

大学との連携を主とする、産学連携プロジェクト「Stepping Stone」

インドのフェアトレード認証工場Suvastra Indiaと、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの協力のもと、SDGsの各目標とフェアトレードとを結びつけた商品のコンセプトづくりから企画、デザイン、生産、販売までを大学生達が自ら行い、その過程や成果を発表し合います。

本プロジェクトは、学問目線とビジネス目線の双方から、フェアトレードの認知拡大とビジネスの拡大推進を図ることを目指しています。

参加大学の声

01

明治大学 小林ゼミ

Stepping Stoneには初年度から参加させて頂きました。2019年度に当時のゼミ3年生が、オリジナルのFTコットン製品を作りたくて、コンタクトしたことがきっかけでした。

昨年度の明治チームは、企業コラボで残念ながら商品化に結びつかず、今年度は2年ぶりに商品化できました。グローバル・ビジネスを学ぶゼミにとって、日頃からデューデリジェンスに気を配ること、世界の問題を自分事に捉えることは、身に染みこませたい重要事項です。プロジェクトを通じて多くの機会と学びを与えていただきました。本当にありがとうございます。第4期の商品には、若者への普及と社会を巻き込みたい学生たちの思いが詰まっています! (商学部 小林尚朗教授)

02

法政大学 佐野ゼミ

フェアトレードと現代福祉の融合:商品開発を進める中で、私たちはフェアトレードの理念を深く理解することに努めました。単に公平な取引を行うだけでなく、そこに「現代福祉」という私たち独自の視点をどのように組み込むか、深く頭を悩ませました。私たちの考えが一方的な「エゴ」にならないよう、当事者の方々の目線を何よりも大切にしました。 

現地での対話と学び:私たちはフィリピンへ赴き、現地のニーズを徹底的に調査しました。そこで得られたのは、教科書だけでは学べない生の声と、商品を「世に送り出す」という過程の途方もない奥深さでした。改めて、普段私たちが手にしている商品の数々が、いかに多くの人の手と情熱を経て届けられているかを実感しました。 

挑戦と成長の軌跡:商品開発は、まさに試行錯誤の連続です。しかし、「とにかく考え抜き、行動する!」という佐野先生の教えが、私たちを常に前へと駆り立ててくれました。志を同じくする仲間たちと共に、この困難な道のりを乗り越えられています。これからも、商品を販売していく過程そのものから学びを得て、より良い商品開発に繋げていきたいと考えています。私たちの情熱と想いが詰まったこの商品を、ぜひ多くの方に手に取っていただけると嬉しいです。 (現代福祉学部 佐野竜平教授)

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駒澤大学山中ゼミ(縦1枚に2つの写真).PNG

03

駒澤大学 山中ゼミ

 今回は「海の豊かさを守る」というコンセプトのもと、鮮やかな青が印象的なエコバッグが完成しました。

フェアトレードは継続し拡大していくことが大切なので、これからもぜひ積極的に関わっていきたいと思います。学生の声: ➀商品を企画し、デザインし、製造し、販売するという一連のプロセスをすべて体験させていただく中で、多くの方々の協力があって商品が市場に並ぶことを実感いたしました。この1年間リーダーとして活動し、これまでにない気付きの連続で、大変有意義で楽しい時間を過ごすことができました。 ②活動を通して、消費者のニーズを調査し、みんなの意見をまとめて商品に取り入れる難しさを実感しました。エコバッグが売れた時はとても嬉しく、やりがいを感じました。このエコバッグをきっかけに、フェアトレードについて考える人が一人でも増えてくれたら嬉しいです。③思いを形にして、顧客に販売するという、商売で当たり前のことがいかに難しく、多くの人が尽力しているかを知ることができました。また、考えを伝える工夫や魅力を引き出す知恵など沢山のことを吸収することができました。④ゼロからモノを製作するためには多くの工程や時間がかかることを実感しました。色やデザイン、寸法など細部にこだわり最終的に納得のいく商品ができとても嬉しいです。まずは身近な人から自分たちのエコバッグを通して、労働者の苦労そしてフェアトレードを知ってもらえるようにこれからも精進していきます。(経済学部 山中達也准教授とゼミ生) 

04

関西大学 深澤ゼミ

2期目から参加し、これまでメッセンジャーバックをはじめ、エコバック、ボトルカバーの制作をしてきました。2024年5月からスタートした4期目では同年12月の明治大学における最終報告会までの約6ヶ月の間、コンセプトの設定から商品開発に至るまで試行錯誤を繰り返してきました。特に、10月の名古屋外国語大学で行われた中間報告会までには、「なぜこの商品を創り出そうとしているのか」「誰に届けたいのか」「デザインを設計仕様にどう反映させるか」などをチームで議論し、スバストラさんとのミーティングを重ねました。こうして完成したネッククーラーとサコッシュの販売においては、その背景となるストーリーを大切にしながら、お客さまに届けています。 (商学部 深澤光樹准教授)

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05

 名古屋外語大学 宮川ゼミ

 ゼミのメンバーにとって2024年は二つの点で大きな経験と成長のシーズンでした。一つは、はじめて自分たちの商品を手にすること。もう一つは、企業や社会福祉施設のみなさんと協働することでした。自分たちの活動の主旨を知っていただくだけでなく、製品づくりでどのように協働できるのかを相談しに、何度も社会福祉施設を訪問して現場を見て、スタッフの方々とも意見交換しました。その結果、デザインと梱包、メッセージカードづくりで協働いただけることになりました。自分たちの製品は、フェアトレードの生産者や社会福祉施設の方々、印刷会社のかた、いろんな方がかかわってできたものなので、最終的な製品名は「つなげるポーチ」となりました。4期目のメンバーたちは、卒業したメンバーもいますが、活動を通して、販売・マーケティングに課題があることが分かったので、5期目では新メンバーと一緒に学んでいきたいと思っています。 (現代国際学部グローバル共生学科 宮川公平教授)

06

東洋大学 吉田ゼミ

初年時では残念ながら具体的な商品化には至りませんでしたが、今年度は、2年生及び3年生のアイディアが具体的な商品となり、完成いたしました。 3年生の商品は、ホテルJALシティ羽田様にて、フェアトレード商品付き宿泊プラン(宿泊期間:2025年5月15日(木)~2025年12月31日(水))を実施しております。2年生については、World To World(世界をつなぐ)というコンセプトをもとにしたショルダーバッグの販売を開始することができました。 2つの商品が完成し、実際に学生とともに手に取ったとき、開発に携わった全員で言葉にできないほどの感動を味わうことができました。しかしながら、商品はお客さまが手に取って、気に入っていただき、お金を払ってもらわなければ意味がないということも、学生は学んでおります。学生たちは、自ら開発した商品に誇りと自信を持って販売活動をしております。是非、応援していただければ幸いです。 

(経済学部国際経済学科 吉田敦教授)

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