「え、いまさら?!」入札で負けた後に『本当のベストプライス』を出してくるインド人の商魂
インドの取引先と見積もりの交渉をしていて、誰もが一度は頭を抱える「あの現象」があります。
こちらが「これが最終のベストプライスだよね?本当にこれで勝負していいんだね?」と何度も確認し、満を持して入札(あるいはコンペ)に挑んだとします。
そして結果は……無念の敗退。
「残念ながら他社に決まったよ」と連絡した瞬間、インドの担当者から間髪入れずに驚愕の返信が届きます。
「大丈夫だ!今からさらに20%引いた『本当のベストプライス』を出すから、交渉し直してくれ!」
……いや、「それを最初に出してくれよ!!!」と、思わず叫びたくなりますよね(笑)。

1. 日本:「1発勝負」 vs インド:「結果が出てからが本番」
日本のビジネス感覚では、入札やコンペで負けが確定した時点でゲームオーバーです。後から「実はもっと安くできました」なんて提示しても、「最初から真剣にやっていなかった」「信用できない」とみなされ、二度とチャンスは回ってきません。
しかし、インド人にとって「負けた」という結果が出た瞬間こそが、本当のスタートラインなのです。
日本人: 「提示した金額が自分の責任であり、信頼の証(一発勝負)」
インド人: 「相手の底値(ライバルの価格)が見えてからが本当の交渉開始」
「まだ案件が他社と正式契約を結んでいないなら、もっと安い条件を出してひっくり返せばいいじゃないか」という、どこまでも貪欲でポジティブなロジックです。
2. 「ベストプライス」の言葉の意味が違いすぎる
インド人の言う「ベストプライス」をそのまま信じてはいけません。彼らにとってのベストプライスは、決して「これ以上下げられない限界値」ではなく、「とりあえず現時点で提示しておく都合の良い数字」に過ぎないのです。
彼らの中には、状況に応じていくらでも変化する「可変のベストプライス」がいくつも存在しています。土壇場で出してきた破格の値段こそが、彼らの本当の限界(あるいは利益を削ってでも案件を獲りにいく覚悟の形)だったりします。
まとめ:そのしぶとさを「味方」にできるか
最初のうちは「なんで最初からその値段を出さないんだ…」とルール無用なやり方に呆れてしまいます。
ですが、見方を変えれば「どんなに絶望的な状況からでも諦めずに案件を奪い返しにいく、圧倒的な執念と粘り強さ」の表れでもあります。
この「土壇場からの巻き返し力」を理解し、うまくコントロールできるようになると、過酷なグローバル市場でこれほど頼もしいパートナー(あるいはタフな交渉相手)もいないのかもしれません。




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